大規模集約型農業への転換

これからの農業は大規模集約型がいいのか?
小規模の個人農家の方が有利なのか?
国の政策はどうなっているか?なども踏まえて考えて
行きたいと思う、実際に大規模化を進めている
地域の事例を元に自分なりに考察してみた

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目次

地方農業の未来と課題

日本の地方では過疎化と高齢化が進み
農業の担い手が減少している

こうした状況の中で、地域によっては農地整備を行い、
大規模集約型農業へと転換する動きが出ています。

これは、効率的な農業経営を目指し、
限られた労働力で持続可能な生産を実現するための施策です。
国もこの流れを推進しており、農地整備に関する助成金制度が多数存在します。

こうした支援を活用しながら、地方農業はどのように変化していくのか。

そして、小規模農家はどのように生き残る道を模索すべきなのか?
地方農業の現状と展望について考察します。

大規模集約型農業とは?

大規模集約型農業とは、個々の農家が分散していた農地を集約し、
法人化や共同経営を進めながら、
機械化やICTを活用して生産効率を高める農業の形態です。

これには以下のような利点があります。

  • 労働力不足の解消
    少ない人数でも大型機械を使って効率的に作業できる。
  • 生産性の向上
    スマート農業技術を導入し、収量の安定化や品質向上を図る。
  • 販路の拡大
    規模が大きいため、企業との契約栽培や輸出への対応がしやすい。

実際に農地整備を進めた地域では、担い手不足の解決策として
農業法人が設立され、地元の高齢農家が土地を貸し出しながら、
新しい形の農業に取り組んでいます。

兵庫県豊岡市
兵庫県豊岡市
給排水システム
排水側
給水側
パイプライン化した農地

転換がもたらす課題

一方で、大規模集約型農業へ転換するには多くの課題があります。

  • 農地整備に時間がかかる
    農地整備には短くて約5年、長ければ10年近くかかることもあります。
    この期間に農業の担い手がさらに減少する可能性もあります。
  • 高齢農家の協力が必要
    すべての高齢農家が農地整備に前向きとは限らず、
    一部では「自分の代まで続けばいい」と考える人もいる。
    しかし、多くの高齢農家は未来を見据え、農地の集約化に協力している。
  • 若い世代の関心の低さ
    大規模化を進めるには若い世代の参画が不可欠だが、
    農業に興味を持つ若者は少なく、
    現場で行動しているのは高齢農家ばかりという現実がある。

小規模農家の現状と生き残る道

一方で、小規模農家の多くは個人経営の形を維持しており、
大規模化とは異なる方向性を模索しています。
小規模農家の強みは、以下のような点にあります。

  • 地域に根ざした農業
    顔の見える関係を活かし、地元の直売所や都市部のマルシェで販売。
  • 高付加価値な農産物の生産
    有機農業や希少品種の栽培で、差別化を図る。
  • 農泊や観光農業の活用
    都市部の消費者と交流しながら、農業の魅力を伝える。

しかし、小規模農家が今後生き残るには、販売戦略の強化や
IT技術の活用が不可欠です。

ECサイトでの販売、SNSを活用したブランディング、
農業体験イベントの開催など、
従来の農業とは異なるアプローチが求められています。

未来へ向けて若い世代の参画が課題

農地整備の視察ツアーでは若者は一人もいなかった
という現実があります。
若い世代が農業に興味を持たない限り、
地方農業の未来は厳しいものとなるでしょう。

大規模集約型農業にせよ、小規模農家にせよ、
次世代の担い手がいなければ持続できません。

「高齢者ばかりが未来のために動いている」という指摘は、
まさに農業の現状を象徴しています。

若い世代は、単に「農業が衰退している」と批判するのではなく、
自ら行動する必要があります。そのためには、

  1. 農業の魅力を発信し、若者の関心を高める
  2. 都市部と農村の交流を活性化させる
  3. 新しいビジネスモデルを取り入れ、農業を「儲かる仕事」にする

といった取り組みが重要です。

参加者は高齢者が中心

結論

大規模集約型農業への転換は、地方農業の存続をかけた挑戦ですが、
成功には時間と労力が必要です。

一方で、小規模農家も独自の強みを活かしながら
生き残る道を模索しています。

どちらの道を選ぶにせよ、最も重要なのは
次世代の農業を担う若者の存在です。

農業は決して過去の産業ではなく、
未来の日本にとって欠かせないものです。
今こそ、若い世代が一歩踏み出し、
農業の新しい可能性を切り拓く時ではないでしょうか。

そして、いなかラボが高齢者と若者世代の架け橋となり
未来の農業会ならびに三田市の未来の繁栄に
微力ながら貢献できたら嬉しいです!

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