狩猟免許取得後2年で猟をしなくなったペーパーハンターが語る狩猟の現実「猟師の種類について編」 猟師の話vol.2

狩猟
スポンサーリンク

どうも、
Rea-Jenee Japan(リージェニージャパン)です。

今日は、猟師の種類について
お話ししたいと思います。

僕が思う分類で、
一般的な分類ではないのでご注意ください。

はじめに

田舎で農家さんを筆頭に
本当によく聞く問題点が
害獣被害です。

田舎で活動するにあたって
害獣被害を減らすとういことに
使命感を持って狩猟に挑戦しました!

でも、残念ながら、
2年で挫折してしまいました。

でも、たった2年ですが
狩猟をしてみてよかったことや
狩猟業界の問題点が
少しは見えたと思います。

そんな話を現役猟師さんや
これから猟師を目指す人に
少しでも届けられたらいいなと思います。

前置き

※狩猟につきましては様々な意見、
考え方がありますのでご理解ください。

あくまで僕の意見として発信します
賛否両論があるお話なので、
自分が正しいとも主張はしませんし、
否定的なご意見の方とも議論するつもりも
ございませんのでご了承ください。

自分なりに、時間をかけて深く考えた上で
狩猟をする、発信をするという判断をしています。
ご理解ください。

よくご意見をいただくことなので、先にお断りを入れさせていただきます

では本題です。

猟師の種類について

同じ猟師でも、
実は思いが違っている
ということがあります。

これから猟師を目指す人は
できれば、最後まで
読んでいただきたいです。

色々な猟師がいることを知った上で
猟師を目指して欲しいなと思います。

僕が思うに「狩猟」「猟師」と
一括りにされますが、
大きく分けて
3種類の狩猟(猟師)に分かれる
と考えています。

3種類の猟師

一つは、趣味・娯楽としての狩猟です。
獲物を獲って食べる(もしくは獲ることそのものを楽しむ)、
魚釣りと近い感覚の狩猟者で、猟銃を使用する方が多いです。
もう一つは、農作物への被害を防ぐために狩猟をする狩猟者です。
仕方なく、生活のために、田畑を守るために、
という理由で狩猟をする狩猟者で、罠による猟をする方が多いです。
そして最後に、生業としての狩猟です。
捕獲した動物を食肉として販売したり、
自分の飲食店で提供したり、
中には、農家さんや住民の依頼を受けて
駆除そのものを事業としている猟師もいます。

そして現状の狩猟業界は、
もっと複雑に色々な状況が絡み合い、
趣味狩猟の方が有害鳥獣駆除員となり活動し、
結果的に田畑を守っていることもありますし、
積極的に罠猟で捕獲し
ジビエ料理などに有効活用する猟師もいます。

中には、地域に猟師がおらず田畑を守るために
仕方なく猟師をやる人もいます。

それぞれの猟師の詳細

「趣味狩猟(猟師)」

主に猟銃を使用する人が多く、
時には猟犬なども使い、
山に入って獲物を獲ります。

魚釣りと同じように趣味や
スポーツ感覚で狩猟をする方達です。
また、クレー射撃などの延長で
狩猟をされる方もおられます。

昔からの習慣として
ジビエを食べる地域に
この猟師さんが多い傾向があります。

古くからの猟師さんが多く、
高齢である傾向が強いです。

オフシーズンも狩猟をしたい、
助成金が出るからという理由で、
有害駆除員になる人が多い印象です。

駆除員として活動はしますが、
獲物を取ることが楽しみなので、
獲物が多い方がいい、という考えです。

駆除員となり
害獣の駆除で増加を
抑制するという目的との
矛盾が生じています。

※もちろん銃や猟犬を使って駆除目的で
猟をされる方もいらっしゃいます

「駆除狩猟(猟師)」

主に罠を使用する人が多く、
山の麓にくくり罠・箱罠などを仕掛けて、
里山へ出てこようとする動物を
捕獲することが多いです。

田畑の農作物被害を削減するために
罠を設置する猟師が多いです。

山の中に獲物を追って入るのではなく、
人里に出て農作物を荒らす害獣を山の麓で
捕獲する猟です。待ちの狩猟です。

農家さんが仕方なく猟師もやっていたり、
農家さんを助けたいという思いの方が多いです。

とにかく害獣の数を減らし、
かつ山の方へ押し返し、
農作物被害が減ることが目的です。

特徴としては、捕獲動物に対して
強い憎しみを持っている傾向が強いです。

獲ることが目的ではなく、
田畑を守るために獲る、
数を減らすために獲る、
ということを目的としています。

「生業としての狩猟(猟師)」

猟師として
生計をたてている人です。

捕獲した獲物の肉を
販売する人もいれば
自分のお店でジビエ料理を
提供する猟師もいます。

また、農家や住民の依頼で
駆除そのものを
事業として活動している
猟師もいます。

あるいは、これら全てを総合的に
行う猟師もいます。

新米ハンターが気をつけること

それぞれ、目的や目標の違う
3種類の猟師が存在します。


なんとなくで免許を取って、
なんとなく狩猟を初めてしまうと
自分とは志しの違った猟師さんと一緒に
猟をすることになりかねません。

自分の狩猟の目的と、所属するグループは
よく考えてから狩猟を始めるといいと思います。

狩猟の助成金について

駆除による助成金の話を少しだけ
触れておきます。

「害獣駆除に伴う助成金と
猟期外の有害鳥獣駆除」
市町村によっては、
害獣被害削減のために
捕獲した動物によって助成金が出たり、
猟期以外でも有害駆除の目的で
駆除のための狩猟を行うことがあります。

増えすぎた有害鳥獣と、
高齢化で減少する猟師との
バランスを考えると
今後も有害鳥獣は増えることが
予想されます。

そういった予測のもとでの
行政対策ではあるのですが、
本来、趣味で狩猟をする人達に
助成金を出すので、
たくさん獲ってくださいとか、
猟期以外も駆除の名目で
狩猟をしていいですというのは、
なんとも矛盾だらけのような気がします。

まとめ

色々な事情の猟師が
複雑に絡み合ってます。

助成金のあり方や、
駆除という名ばかりの
狩猟についても
個人的には思うところもあります。

しかしながら、
そういった対策しか今のところ
取れないというのが現実です。

猟師不足の狩猟業界が
抱える問題の1つでもあります。

猟師関連リンク

「猟師になるには」
「僕が思う猟師の種類」
「命をいただく」
「狩猟免許の種類と特徴」
「銃猟と罠猟の違い」
「ジビエ料理について」
「猟師の苦悩」
「猟師の高齢化」
「猟友会とは」

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
子連れで田舎問題に取り組む活動をしています。
活動に興味のある方は、遠慮なく
問い合わせ、コメントください。

よければSNSシェア・フォローもお願いします!!
※ブログ下のSNSボタンから可能です
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

スポンサーリンク
スポンサーリンク
狩猟
スポンサーリンク
リー☆ニンジャ寺子屋をフォローする
親子で学ぶ学校では教えてくれない田舎問題

コメント

タイトルとURLをコピーしました