バタかぼ大作戦の裏話

『バタかぼ大作戦』──地域の人が「無意識に主役」になるための地方創生プロジェクト

地方創生。それは決して、誰かが旗を振って
人を呼び込むだけの活動ではありません

本当に持続可能な地方創生とは、
地域に住む人たち自身が「自分ごと」として
地域の未来に関わること

つまり、地域の人たちが主役になることこそが本質です!

しかし現実には、「地域の人たちが主役になる」というのは
簡単なことではありません。
長年その土地に暮らしてきた人ほど、「自分たちが変わること」に
抵抗を感じたり、「何か新しいこと」に対して遠慮したり、
関わることそのものを面倒だと感じることが多いのが実情です。

そうした現実を前提に、いなかラボが立ち上げたのが
『バタかぼ大作戦』というユニークなプロジェクトです!

地域おこし活動8年目の「いなかラボ」です。主に兵庫県三田市とオンラインで活動中。InstagramThreadsXで発信中。お問い合わせいなかラボの歴史

目次

ハードルを下げるエンタメという仕掛け

『バタかぼ大作戦』は、一見すると
単なる「バターナッツかぼちゃを盛り上げる地域イベント」や
「ゆるキャラと一緒に楽しむ農業体験」に見えるかもしれません

実際、プロジェクトの入り口には、
地域の人たちが思わず笑ってしまうような
可愛らしいキャラクター「バタかぼにゃん」や
ユーモアあふれるグッズ、歌や絵本など、
エンタメの要素がふんだんに盛り込まれています!

でも、それは単なる見せかけではありません
あえてエンタメを装うことで、
「参加のハードルを下げる」という明確な狙いがあるのです!

「なんか面白そうだな」
「ちょっと手伝ってみようかな」
「子どもと一緒に参加できそう」

そんな軽い気持ちで関わってもらうことで、
最初の一歩を踏み出してもらう。
その一歩こそが、地域の人が
「無意識に主役」になるための始まりなのです!

地域の人が“気づいたら巻き込まれてる”仕掛け

『バタかぼ大作戦』の最大の特徴は、
「地域の人たちを無理に巻き込まないこと」です。
よくある地方創生では、「地域の皆さん、協力してください!」
といった声かけが行われますが、これは逆効果になることもあります。
人は「やらされている」と感じた瞬間に、距離を取ってしまうからです。

そこで僕達は、「地域の人が気づかないうちに、いつの間にか主役になっていた」という状態をつくることを目指しました。

たとえば、バターナッツかぼちゃのタネや苗を無料で配布して、
家の庭や畑で育ててもらいます。
その過程で、自然と会話が生まれたり、
収穫したバタかぼを持ち寄って小さなイベントを開いたり。
何気ない交流の中に、「自分も一員として動いている」
という実感が芽生えていくのです。

子どもも大人も楽しめる「地域づくりごっこ」

『バタかぼ大作戦』では、
子どもも大人も分け隔てなく参加できる設計を意識しています。
ゆるキャラ「バタかぼにゃん」や、
アドベンチャー風のストーリー仕立てなど、
まるで「ごっこ遊び」のように、楽しみながら地域に関わることができます。

この「ごっこ感覚」も、主体性を引き出すための重要な要素です。

子どもたちは物語の主人公になり、
大人たちはそのサポーターとして自然と役割を担うようになります。
そこには、「役割を与えられた感」ではなく、
「役割を楽しんでいる自分」がいます。
この自発的な関わりが、まさに「主体的になる」という状態なのです。

主体性は『教える』ものではなく、『引き出す』もの

地方創生においてよくある間違いは、
「地域の人に主体性を持たせよう」とすることです。
ですが、主体性とは押しつけたり指導したりして
身につくものではありません

主体性は『教える』のではなく、『引き出す』もの

そしてそのためには、「楽しい」「誇らしい」
「やってよかった」と感じてもらえる場づくりが不可欠です
『バタかぼ大作戦』は、まさにそのきっかけづくりを
するためのプロジェクトです。

人は、自分で選んだと感じたときに最も力を発揮します
エンタメという柔らかな布で包んだプロジェクトの中で
いつのまにか『地域の担い手』として動き出している

そんな状態こそ、私たちが目指している地方創生のあり方です!

本質は「普通の暮らし」の価値を再発見すること

『バタかぼ大作戦』は、バターナッツかぼちゃという
少し珍しい野菜を通じて、「普通の田舎の暮らし」に
価値を見出す活動でもあります!

見慣れた風景、当たり前すぎて見過ごしてしまう四季の変化
ご近所との何気ない会話。こうした『当たり前』の中にこそ
実は日本の豊かさの原点があります!

それを「おもしろく」「かっこよく」「楽しく」再発見し
共有していく。つまり、バタかぼ大作戦は
「地方の誇り」を地域の人たち自身が
取り戻していくプロセスでもあるのです!

最後に:地域の未来をつくるのは、地域の人たち自身

いなかラボが考える地方創生は
行政主導でも、外部のプロフェッショナルでもなく、
地域の人たちが自分たちで未来をつくっていくことです!

『バタかぼ大作戦』は、エンタメの皮を被った
そんな『本気の地方創生プロジェクト』です!

大切なのは、「目立つこと」ではなく、「根付くこと」
そして、「協力をお願いする」ではなく、「自然と関わってしまうこと」

これからも私たちは、地域の人たちが『無意識に主役』に
なるような、やさしくておもしろい仕掛けを
たくさん用意しながら、真の地方創生を目指していきます!!

バタかぼ大作戦とは

みんなでかぼちゃを育てて
みんなでかぼちゃの研究をして、

みんなでかぼちゃ売りまくろう!!

という作戦です。くわしくはこちらの記事をご覧ください。

いなかラボとの知名度アップと資金調達を目的としつつ、オンラインでつながった全国の『バタかぼアンバサダー』達と楽しみながらかぼちゃを育てています。

「かぼちゃ大作戦」は大人も子供も誰でも参加できます!!
興味のある方はこちらをご覧ください!

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